パラレル求人、小さく始めました。

パラレル求人というサービスを始めました。久々に、振り返りや経緯を書いてみます。

そもそも。ビジョン的な

これは何度も書いているような、でもまとまりがないようなことですが、そもそも自分がタイムラグを創業した理由を改めて振り返ります(自分のために)。

僕は、岩手県で高校まで育ちましたが、高校は進学校、大学は国立大学に進みました。いわゆる、地方で求められる王道ルートなのですが、それは親の方針や学校の指導に従ったというよりは、将来何か大きなことをするためにはそんな進路がいいんだろうなと思っていたからです。もちろん、姉をはじめ周囲のインプットの影響は多分にありましたが。

中学に進学した時に、将来何か大きなことをするためには、一流企業(トヨタとか)に行く必要があるから、一流大学に行く必要があるな。だから、高校は進学校に行かないといけないから、中学からちゃんと勉強しようと思って始めました。ただスキーをやっていたので、スキーの大会は冬、受験も冬、と時期が被るわけです。ということは早めに決まる推薦入試だな、と思い、内申点を稼いでいました(嫌な生徒・・・笑)。

完全に逆算型な進路選択だったわけですが、大学で少し違和感を感じ始めます。周囲が意外と(?)、研究に対するモチベーションが低かったり、就職先も決め手がないようで福利厚生云々の話をしていました。僕はめぐり合わせがよく、研究室で楽しく研究させてもらって、どんな会社でどんなことをしたいかも前向きに楽しく考えていました。周囲に対しては、完全に大きなお世話ですが、なんか大丈夫なのかなーという漠然とした違和感というか、そんなことを感じていました。

一方で、僕はアルペンスキーもやっていました。スキーヤーは、進学校や国立大学にいる人とは真逆な(?)、少しやんちゃな人が多かったです。なので、学校とスキー場で違うタイプの人達と接しながら、生活してきました。生意気な後輩もいっぱいいました(笑)。

社会人になった頃、同世代のスキーヤーが自分でスポンサーから資金を出してもらったり、海外のチームにジョインしたり、コーチに依頼してプライベートチームを作ったりして活動をしていました。スキーは、プロや実業団のような概念があまりないので、社会人として活動するには、環境を自主的に作っていくことが必要です。

僕は、社会人になりたての頃、そんなスキーヤーのブログを読んだりして日々活動を追いかけて、大いに刺激を受け、自分と比較していました。中には、一緒に練習したことがある人もいたので、尚更です。すごいなと。目標に対する実行力・行動力が、会社に勤めていた僕なんかと比べると、全然違うなと思っていました。

じゃーなんでスキーヤーはそんなことが出来るのだろうかと考えました。正解かどうかは別にして、僕の中の結論は、目標があるから、自分で選択したことをやっているから、ということでした。僕自身も、スキーで良い練習環境を求めてスキー場にお願いしたり、一人で別のチームにジョインしたり、あまり得意ではないことをやった経験もありました。プロセスに目を向けると、大変だなー、嫌だなーと思うことが多いのですが、自分で選択した目標・やりたいことがあると、嫌だけどしょーがねーなーと思ってやるのかなと思います。

そんな感じで、自分の独自の目標を持ち、自分なりの行動をしていると、成長出来るし、この人すごい!おもしろい!と思われるような人になっていくのだと思います。何より、僕がそういう人が好きでした。

そうやって、個人が自分なりの選択をして、自分なりの進路やキャリアを築いていけたら、なんかすごいおもしろい世の中が待っていそうだなと思ったのが、起業しようと思ったきっかけです。そうでない環境に不満を言うのではなく、自分で一石を投じたかった。

自分のやりたいことをやりきって、次にまた何か見つけて始めてみる。学びに集中するときも、仕事に没頭するときも、家族との時間を大事にする時も、あるいはそれを並行してやるのも、それはその人に適切なタイミングがある。何かをやりたいと思い立つタイミングは人それぞれ。それが社名であるタイムラグの由来です。

やりたいことをやる、生きたいように生きることの難しさ

「やりたいことやればいいじゃん」とか「やるかやらないか」とか、そういう言葉も好きですが、これは2つの意味で難しいことだなと感じています。

①そもそも、やりたいことや、なりたい状態(ワークライフバランスなど)が分からない。なんとなくあっても、思い切ってチャレンジするほどのものか分からない。
②現状を変えるにはエネルギーがいるし、リスクが大きいと感じる。今まで築いてきた周囲の評価や、そこそこ感じられている安定を捨てることが怖い。

①でやりたいことが明確にならないと、②を乗り越えることが出来ないということだと思いますが、そもそもやりたいことはそんなにすぐ見つからないのだと最近本当に思います。一方で、そこに悩んでいる人も、多いように感じました。

やりたいことを見つけることは難しい。そもそもスキーヤーだって、小さい頃に「楽しい」で始めたものが、徐々に「勝ちたい」に変わって、「スキーで世界を目指す」「スキー界に貢献する」というように変わっていったのではないかなと思っています。仮に小学生で始めたとして、大学生でそこまでの想いを感じたとしたら、10年以上関わってようやくそこまで強く感じるようになったということです。(ただ、それもタイムラグ。人によっては1年くらいでそこに到達するかもしれませんが・・。)

なので、最初から見つからない、やりたいことを持っていないのが当たり前で、すこーしずつしっくりきそうなものを探す時間を、かなり多く取っても良いのではないかなと思っています。ただ会社員になるとそれが難しいのではというのも感じていました。

配属や異動のタイミングは会社に依存しますし、平日は結構遅くまで会社にいる。仕事がそこそこ慣れたなーと思ったら、20代後半でいろいろなライフイベントのことも考え始める。お前もいい年なんだから的な、ちゃんとしゃなきゃみたいなプレッシャーも感じる。あれ?意外と人生って難しいぞ、もっと早く誰か教えてくれよ!と、そんなことを思うわけです・・。

複業に感じた可能性

タイムラグとしては、プラビトやbeプロジェクトなどを始めてみてソリューションを模索していましたが、その経験を踏まえて、いかに行動へのハードルを下げるが、小さく始められるか、がキーワードだと感じていました。

会社を辞めていきなり起業・独立や、大企業からベンチャーに転職、海外や地方で就職、などは少し難しい。今を大きく変えずに、何か出来ることはないだろうかと考えていました。そこに、複業というのがしっくり来たわけです。

まだまだ制度的な問題などありますが、複業であれば、今の会社を辞めずに始められる可能性がある。自分が関心があることに関わって、本当に好きかどうか、やりたいかどうか模索出来る。自分が経験として補いたいことを複業を通じて経験出来る。

パラレル求人はそういう発想で考え始めました。現状は副業(複業)というと、一人で始めるような個人事業スタイルがスタンダードですが、それはハードルが高いし、そもそも何をしようか迷っている人には難しい。なので、既に始めている人や組織にジョインする複業を始められるようにしたい、というのもパラレル求人のポイントです。誰かと一緒に仕事をすることで、お互いに刺激になったり学びあったり出来ますし、何よりも楽しい。それもジョイン型の良いところだと思っています。

正直案件を提供する側、つまり複業として人を受け入れる企業や組織のメリットには少し不安がありました。ただ、いろいろとお話を聞く機会をいただいていますが、そういった目的意識がある人の働きぶりへの評価は高く、好意的に応じてくれる企業も一定数いらっしゃる印象です。僕個人としては、その人が持っている知識や経験が、別のところで還元されるので、これまでの課題がさらっと解決されたり、新しい発想が生まれたりするのではないかと期待しています。

これから

3月3日、パラレル求人を始めました。複業としてどんな案件が良いのか、模索しながらのスタートです。ただ、社会人の方といろいろと話をする中で、やってみたい、おもしろそうと感じる仕事や、関わりたいことは少しずつですがイメージ出来てきています。

複業を既に始めている人にも話を聞きましたが、それぞれの仕事のインプットが別の仕事に活きてきたりと、ご本人も予測していなかったシナジーが生まれるようです。インプットがごちゃごちゃに絡み合って新しい発想が生まれそう、そんな気もしています。

キャッチコピー・サブコピーには「未来に向けて」という言葉を使いました。現在や過去にとらわれるのではなく、これから先の自分の人生をいかに満足できるもの、納得できるものにしていくか、そこに目を向けていけたら、そんな想いを込めています。

複業というのは、何か1つに全力を注ぐ、というこれまで良しとされてきた生き方だけでなく、自分なりのバランスを考えながら人生構築をしていくというオプションであるとも思います。社会人大学に通いながら複業、複業しながら起業を軌道に乗せる、これから先のことをぼーっと考える時間をとりつつ複業、というように。

最近は人生100年時代と言われており、働く時間もどんどん伸びていくと言われています。それを、「うげ〜なげ〜」と感じのではなく、やってみたいことを出来るチャンスが増えた、と捉えられたらと思います。ちなみに僕は、仕事を死ぬ直前まで続けたい、そんなイメージでいます(笑)。やっぱり自律的に生きていきたいです。

まだまだ始めたばかり、模索しながらですので、「こんな複業してみたいから探してきて」とか(笑)、「始めてみたいけど、こんなハードルがある」とかあればFacebookなどからご連絡いただけますとうれしいです。では、引き続きよろしくお願いします!