ローンチ前に実現したいことを振り返る

僕らがやろうとしていることは、まだ一言で言い表すことが出来ていない。ビジョンやミッションも会社を作るときに改めて話したけど、しっくりくる言葉が見つからず、一旦保留。チームメンバーを集めたり、世の中にサービスを広めていく段階ではなくてはいけないけど。

大学の時、福利厚生や勤務地で就職する会社をあーだこーだ言っている周りに違和感を覚えた。もちろん、自分の生き方に福利厚生や勤務地が大事なケースもある。でも、そういうわけではない。せっかく、必死で受験勉強して、苦労して大学に入ったはずなのに、なんでそんな基準で選んでいるんだろうかと。

一方でスキーをやっている人たちは、大学出てからもプライベートチームを組んで転戦する人がいたり、資金集めのためにスポンサー探しをしたりする人が一定数いた。僕は、そういう一流の人とは実力的には遠かったけど、一緒に練習したことがある人が今W杯に出たりしている。勉強はしていない人が多いけど、率直で自分なりの考えを持っている人が多い気がする。僕は、単純にそういう人たちがすごいと思うし、話したり活動を知ったりするのが楽しい。

会社に入って思ったことが2つある。

1つ目は、仕事を進める上でいろんな能力が求められること。話を聞いて理解すること、理解したことをまとめること、正確に処理をすること、自分なりの考えをプラスして提案すること、周りから批判されることを恐れず発言すること、行動してみること、時には上司のいうことを無視すること、相手の気持ちを考えて理解すること、など挙げればキリがない。前半は学校で教えてもらったけど、後半はそうではない気がする。

2つ目は、やりたいこと、なりたい姿を探している人が多いこと。いつ見つかるわかんないし、そのタイミングは人それぞれ。これは僕らの価値観に通じる考えだ。でも、違和感があるのは、会社に入ってから「あれ?なんか違うぞ」と思って探し始めている気がすること。本当の危機感を感じ始めている気がすること。しかも、自分のこれまでのコミュニティや価値観の中だけで探そうとしている気がする。大きく飛び出したりはしない。僕もそうだったけど・・。

これは、僕の仮説になるけど、なんとなく大学を出て就職をすれば、何かしらおもしろいことが見つけられると思っている気がする。高校で必死で受験勉強をする、大変だけど大学に入れば楽しい大学生活が待っている気がする、大学に入る。思った以上に講義がつまらない。バイトやサークル活動をして、楽しいだけの時間が過ぎていく。就職活動が始まる。辛い、何をしたいか考えてみるけど分からない。違和感を持ちながらも、育成制度や福利厚生がよく、人に役に立ちそうな事業をやっている会社に入ってみる。きっと何かを見つけられるはずだ。でも、入社すると思っていた何かがあるわけではない。

受験や就職など、節目で努力をして次に期待できるタイミングが社会人になるとない。自分で考え、自分でタイミングを作るしかない。これまでは、決まったタイミングで、教えられた方法で努力をすれば良かった。しかも偏差値というものがあり、事前に何回も模試をすることで、自分が入れる可能性がある大学が分かる。よく考えるとすごい仕組みだ。

でも、本当にやりたいことをやろうと思ったら違うはずだ。みんなが同じタイミングで同じ仕組みで進路を進めるというのはないと思う。自分で探して、方法論はないけど試行錯誤をして少しずつ自分のやりたいことやなりたい姿に近づいていく。何よりも、思い立ったらすぐに行動した方が良い。その過程で自分なりの人脈や個性とか知識とか経験とか身について、その人の強さが身につくのだと思う。僕がこれまで会った自分なりの進路を辿っている人たちにはそんな印象を持った。そして、そういう人の方が、新しい価値を生み出せる可能性が高いと思う。僕もそうなりたいと常に思っている。人とは違う価値を出したい。


もう少しでサービスがスタート出来そうだ。自分なりの進路を辿るのは難しい。何から手をつけて良いか分からないし、どんなリスクがあるか分からない。だから、自分が目指す姿に向けて、少し先を走る人と直接接点を持てる環境を作ることにした。両親に相談すると、時代も違うし理解してもらえないかもしれない。友人や先輩に相談しても否定されるかもしれない。少なくとも、有益な情報やアドバイスをもらうのは難しい。なぜなら、経験をしたことがないと、情報も持ってないし、実感できているものもないからだ。

でも、今自分がやろうとしていることを先に実践している人はどこかにはいる。だから接点を作ってあげることで、情報を得たり、やりがいや辛さを共有してもらったりして、自分の考える幅や判断材料を増やし、踏み出すきっかけとしたい。自分が納得をした、自分なりの進路をとる、そういう当たり前のことが当たり前に実現できる環境を作っていくのが僕らが実現したいことだ。