一次情報が大事だと学んだきっかけ

ある経験で、一次情報でなければ参考に出来ないなと感じたので、記しておきます。


キャリア教育に関するヒアリングをしていた時に、こんなことがありました。

僕:今の子供たちは夢を持っているのですか?
先生:いやー持っていないと思いますよ。というか持てないんだと思います。親世代はバブルで右肩上がりの時代でしたが、今はそうでないことを子供たちも認識しています。将来の夢とかを記入するシートとかありますが、前向きに書く子供は少ないと思いますよ。
僕:そうですか(少しがっかり)。
(↑複数の先生方に聞いたことをまとめた表現にしています。もちろん別の考えの先生もいました。)


別の機会に大学1年生に聞いてみました。

僕:高校の時、キャリア教育ってどんなことをした?
大学生:将来の夢を書くシートに記入したり、適職診断で「あなたに向いている職業はこれです」みたいなことをしたり、卒業生が来て講演をしたり。
僕:どうだった?
大学生:そもそも将来の夢とか、職業も何あるか知らないのに書けって言われてもと思って適当に書きました。適職診断とか機械に診断されたくないよと思ったし、出てきたのが芸術家とかで意味が分からなかった。卒業生も、良い大学、有名企業の人で、先生は自分たちにこうなって欲しいんだろうなーと思ったので、あまりちゃんと聞いていませんでした。
(↑驚くくらい同じことを複数の大学生が言っていました。というより、どんなキャリア教育を受けたか思い出すまでに相当時間がかかりました。)


一次情報が大事という点に話を戻すと、最初の先生に聞いた内容を鵜呑みにすると、今の子供は夢を持てない環境にある、ということになります。ただ、これは先生を経由して生徒の実情を聞いているので、二次情報ということになります。


大学生に聞いた話が一次情報です。一次情報を元に考えると、夢を持てないわけではなく、持ちたいけどそのための情報が不足している、夢を持てと半ばプレッシャーをかけられることに嫌気がさしている(見つからない自分に悩んでいる)、夢を持てという割に機械に判断させるとか方法がどうなの?と思っている、という実情が見えてきます。


二次情報で課題の仮説は立てられるかもしれませんが、それを事実として受け止めてはいけないのだと、この経験から学びました。