没頭しながらも魅せていくことの必要性と難しさ

20190928-3

今日はある事業を立ち上げようとしている方と話しました。お互いの考えているビジネスについての議論になるかなーと思ったのですが、意外にもスポーツの話になりました。その方が、大学・大学院時代にスポーツビジネスを専攻しており、自身も大学でトップクラスで活躍されたスポーツ選手、私もアルペンスキーに没頭してきたという背景があってのことです。

いろいろと話しましたが、印象深かったトピックだけ記そうと思います。

スポーツビジネスは広告収入が大きなウェイトを占める、それはスポーツによる感動に対する対価だということです。スポーツ選手は常に結果を求めます。毎年毎年目標を定め、その達成に向けてひたむきに取り組んでいきます。私自身もそうでしたが、飽きないのが不思議で、今でもなんであんなに毎年頑張っていたのだろうと思ってしまいます。しかし、その分野で生きていく(=対価を得る)ためにはあるタイミングから魅せることが必要になってきます。

例えば就職をするとき、お金を払う側からもらう側へ転換します。言い換えると、勉強を教えてもらうという提供される側から、会社を介して社会に何らかのものを提供する側に変化します。スポーツ選手も、結果を求めて努力することに変わりはないのですが、どこかのタイミングで自分が取り組んでいるスポーツを意識的に魅力的に表現していくことが求められる、のだと思います。野球やサッカーのように既に市場が大きいスポーツは、そういったことを担ってくれる選手以外の方がいるのでしょうが、マイナーに分類されるスポーツでは選手自身が行っていかなければいけないのです。

やりたいこと、好きなことに没頭することは人生を充実させる上で大切なことだと思います。一方でそれをやり続けるためには、それ自体にどんな価値があるかを客観的に捉えて、外に向けて発信するなど、何かしらの形で社会に還元していくことが求められるのだと今回感じました。好きなことを仕事にするということは、そんなに甘くないと批判されることも多いと思いますが、好きなことを仕事にするという事自体が悪いわけではなく、好きなことを自分の好きなようにやるだけではお金は稼げない可能性が高いということだと思います。むしろ、好きなことを仕事に出来ているということは、自分が好きなことをやって身につけた能力を、周囲の誰が求めているかを考えて、適切に還元出来ているという素晴らしいことだと思います。

と、今私がやっていたアルペンスキー界も難しい状況にあるので、熱い議論になりました。どのスポーツをしたいと思うかは人それぞれ。でもその市場規模も種目や国によってそれぞれ。小さいからって続けられないっていうのも少し寂しい気がしますよね。


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2件のコメント

  1. 先日はありがとうございました。また、素敵な記事にしていただきありがとうございます。
    タイトル、内容まさにその通りです。
    選手は商品開発《トレーニング》しながら、失注が許されない営業《試合での活躍や勝利》をし続け、さらにマーケティング《誰に魅せるか》も考えないと飯が食えない。
    つまり一人三役やれるスーパービジネスマンか、仲間を巻き込んで上手く役割分担できるスーパー起業家であることが求められる。
    トップアスリートって社会人やビジネス経験のない10〜20代だから、マーケティングなんて知らないし、コネもないからスポーツで飯を食うのは本当に本当に難しい。

    1. コメントありがとうございます。
      自分で勝負していくという点で、自分の行動1つ1つにすごくプレッシャーとストレスを感じる職種なのでしょうね。
      いろいろと勉強になりました。引き続き、よろしくお願いします!

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